介護事故予防・事故事後対策研修 11月12日(火)に兵庫県民会館において「介護事故予防・事故事後対策研修」(講師:フィオーレ南海施設長 柴尾慶次氏)を開催しました。
 介護現場では常に様々な事故につながるリスクが存在し、また多くの事故が発生しています。平成23年度の福岡市の介護事故調査では、転倒(42%)、感染症(8%)、誤った投薬(8%)、転落(7%)、接触(5%)、誤嚥(3%)という内訳で、事故発生の時間帯では食後や従事者間の引継ぎの時間帯に事故が多発していることが分ります。日頃、ヒャッとしたことやハッとしたことは事故が起こる一歩手前の事故情報と認識する必要があり、事故に繋がる事前の情報をアンテナを高くして集め、そこから多くの気づきを得て、情報を共有する危機予知のトレーニングも必要なことを学びました。介護事故の予防には○リスク情報を収集し、優先順位を決めて対策を立て○実践○効果の検証○改善取り組みのフィードバックを繰り返し行うことが欠かせないと説明があり、事故発生の対応では初期対応の仕方が鍵となるので①救命②安全な場所への移動③119番や主治医への通報④正確な記録が重要だと話がありました。