認知症高齢者特別研修 12月10日(火)に兵庫県民会館において「認知症高齢者特別セミナー」(講師:青い空の郷 中西誠司氏、関西福祉科学大学 都村尚子氏)を開催しました。中西氏からは病気の症状として認知症を理解し、ご本人の生きづらさを分ってあげ、共感することが重要で、「どのように対処するか」と考える前に「なぜ、こんな症状が出るのか?」と思いをはせることが第一歩と話がありました。次に都村氏からは、認知機能に障害が起こり理解や判断、記憶が困難な認知症の方も感情機能はしっかり残っているので、「何を言ったか」ではなく「どんな表情で聴いてあげたか」が重要だと話がありました。認知症の方の言動には必ず理由があり「はい、はい、後でね」「まあ、お茶でも飲んで・・」等、その場しのぎで逃げるのではなく①悲しそうな人には、悲しそうな顔で②相手の目を見て低いトーンのゆっくり、はっきりした声で③手など触れながら真正面から聴いてあげる等、共感してあげる態度こそ、本人の満足感や癒しに繋がると説明されました。