接遇研修(レベルアップ編) 【講師】ホスピタリティ・コーディネーター 谷洋子氏
【内容】
(はじめに)「接客」とは、マニュアルとして示されるものです。 その方法を高め、相手が望んでいることを行うことが「接遇(おもてなし)」です。「接客」と「接遇」の違いを把握することが大切です。「介護業界」は、利用者はお客様、競合社会であり選択できる時代である認識が必要です。「医療業界」は、40年前に英国で、サービス業と位置付けられ日本は、それから20年後に同様に取り扱われた経過があります。
(接遇とクレーム対応の関連性) ※サービス提供(収入に係る) ①技術的②精神的③犠牲的④環境⑤人的サービスに区分され、①~④で50%、⑤の人的サービスは50%の比率とされており、ウエイトが高い。 ※接遇の5ポイント=クレームの5ポイント(心に係る) 表情(豊か)・挨拶(自ら)・態度・身だしなみ・言葉遣い クレーム=①正当な要求②日常的コミュニケーション不足が要因の一つ
※コンプレイン(苦情) 一次対応:まず言葉の謝罪(2度謝り) 「○○様、この度は誠に申し訳ありませんでした。今後、二度と・・、本当に・・」 まず、いやな思いをさせた。誠実に。顔に始まる本気度(目と手の先に現れる)。 二次対応:聴きとる。プロとして謝る。 三変法①時を変える ②場所を変える相手の場所へ:人のいない所 ③人を変える+上司、担当者等
部下とのコミュニケーション (叱る、注意)本気度、実力と勇気を持ち、本気で当事者一人との場面(3回目は複数の前で)で追い詰めず、その事に限定しての注意と、その後のフォローも大切である。
(ほめる)ほめる技術(皆の前) 当事者が見られている、認められているという思いを感じてもらう。 自分自身の事業所への思いや夢を話す。部下の、ある程度の家庭の情報(家族の入退院など)も普段から入手し触れる。 (報・連・相)報告は早目。連絡はいつでも。相談は時間がある時いつでも。 <まとめ>コミュニケーションとは情報の交換・伝達と意思の疎通です。「3点」セット(顔・言語・態度)で話せる、 コミュニケーション力を醸成する事が必要です。言語=言葉、非言語=態度、準言語=表情。 対同僚に対して、嫌い発信は一切しないこと。人はいい、むしろ自分はどうなのかを自問