介護事故予防・事故事後対策研修 【講師】香東園  やましな地域密着型 サービス課長  真辺 一範氏
【講義内容】
事故は必ず発生、大切なのは事故を減らす事と法令遵守上の徹底した記録です。 事故後の実りある対策、同様の事故を起こさない取組みについて学びます。 教育学者 森信三氏:立腰(りつよう)、時を守り、場を浄め(整理・整頓・掃除)、礼を正す。
事故予防:3定管理 ①定量管理 ②定品管理(品管理) ③定位置管理 リスクマネジメントの定義:意識でなく仕組み、事故対応でなく事故予防。
介護サービスにおけるリスクマネジメント
事業者の過失による介護事故 注意安全配慮義務が争点。
(勝訴)ショート事例①「記録」の有効性、他機関連携、スタッフ配置 (敗訴)老健事例② 債務不履行 嚥下状態と食事形態の安全配慮
・介護サービスにおける事故とは? サービス上の全ての人身・物損事故、ダメージ ・管理者、リスクマネジャーの適切なリーダーシップの発揮。窓口は一本化し、「誠実に速やかに」が基本。
組織作り:揃える仕組み
チームケア(雁飛行)とは、リーダーの代行が果たせ代行が判断できる仕組みとルールづくり。 ・謝罪は誠意と速さ。謝罪人数は最低3名以上、5名~6名で訪問し謝罪、話す者は一人。 (事故対応マニュアルと方針)
定義:各事業所の判断基準 対応:連絡、家族・市町村、所内対策会議開催等 基本:危機意識と利用者最優先の介護 コミュニケーション:利用者・家族・職員間 記録:正確、丁寧 体制 リスクマネジャーと統括リスクマネジャーの配置 要因分析(本人・介護者・環境)、大半が介護者要因である。 ★人は必ずミスをする、個人の責任追及でなく組織が責任を持つ。 ★事故は必ず起きる、ゼロにはならない。大切なのは、介護過誤を防ぐ事である。マニュアル化する事が必要。