水分摂取と運動によって自然排便に取り組む 7月11日(木)に兵庫県民会館パルテホールにおいて介護技術特別セミナー「水分摂取と運動によって自然排便に取組む」(講師:国際医療福祉大学大学院教授 竹内孝仁氏)を開催。水は細胞の活性化や代謝の活性化を促す、まさに生命の元であり、高齢者や認知症の介護に「水分」は1日1500ml以上、「常食」1日1500kcal,と毎日~2,3日に1回の「自然排便」、歩行を中心とした「運動」が基本のケアになると説明がありました。93歳のほぼ寝たきりの高齢者を3カ月後にはほ歩行器を使って外出できる状態に戻した例や85歳の幻覚症状や夜間の失禁のある認知症患者が4カ月後に水と運動で改善した例、又、地域で独居で暮らす79歳女性を「水」「運動」「常食」で自立出来る状態まで回復させた事例など話がありました。今後、ますます在宅介護の重要性が高まる環境の中で、各介護サービス施設は利用者に対し、自立支援をしっかり取組み、介護度を下げたり家へ戻す努力が求められると説明されました。最後に飲みたがらない水をしっかり飲ませるのは介護職としてのプロの見せ所であると力説されました。