高齢者の虐待予防と対策研修 10月10日(木)に兵庫県民会館において「高齢者の虐待予防と対策セミナー」(講師:日本虐待防止研究・研修センター開設準備室長 梶川義人氏)を開催しました。
 高齢者虐待とは①身体的虐待②介護や世話の放棄放任③精神的虐待④性的虐待⑤経済的虐待を行う行為を言い、平成23年度の厚労省の調査からは介護従事者による虐待や中でも身体的虐待が前年度より大幅に増加しているとの説明がありました。また、虐待情報の収集には○問題状況を明確にする○緊急性を評価する○事象を正しく記録する等が重要で、虐待発生の原因を把握して組織的に取組む必要のあることが分りました。
 虐待の予防には危機への「早期の気づき」と、もし自分が高齢者なら耐え難いと感じる行為が虐待の可能性が高いため、「普段の見守り」と「初期の対応」が大変重要です。
 虐待問題の解決を図る者の心構えとしては、「ホットな心とクールな頭」でステップバイステップで取組んで頂きたいと話されました。